秋の彗星三部作(SWAN・Lemmon・ATLAS)
秋の天体を取り始めた頃、新しく発見された彗星の情報が話題になっていました。Vixenの彗星軌道要素ファイルも更新されておりこの秋は複数の彗星が見ることが可能です。
彼岸も過ぎて気温も良くなってきたのでひろのまきば天文台にお邪魔してレモン彗星を撮影。三陸沖の漁火の影響によって薄明っぽい状況でした。10月下旬に夕方の西の空で明るくなる予定なので少し待ちましょう。
スワン彗星はすでに近日点を通過して西の空の低い高度なので9月は撮影する機会がなかなかありませんでした。10/9は台風が通り過ぎて晴れ間が出てきたので長野方面へ遠征。撮影後の画像処理で彗星の尾も炙り出せること確認できました。
10/17は房総方面へ遠征して彗星と天の川を一緒に撮影。西側の樹木に影響されるまでの24枚をあぶり出してみました。もう一日待てば135mmでM16&M17とのセットの構図ができたかも?
C/2025 R2(SWAN)
FSQ-85EDP flattener1.01x
ASI294MCpro -10℃ Gain:120 180sec*24 UV/IRcut
10月下旬はレモン彗星の光度も高さも良くなってきたので八ヶ岳方面へ遠征してみました。明るい彗星という情報なので写真撮影される方々が大勢おり駐車場は埋まった状態です。月が南西のあたりにありますが八ヶ岳に沈むまで撮影。最後は高度が低く靄の中なのでガイドエラーが発生しておりました。21枚を強めにあぶり出しました。
C/2025 A6(Lemmon)
FSQ-85EDP Reducer0.73x
ASI294MCpro -10℃ Gain:120 60sec*21 UV/IRcut
さて最後はATLAS彗星です。9月に夕方の西の空でSWAN彗星と並んでおりましたがその後は朝方の東の空に移動しています。夜明け前の天気が良さそうなので東側の空が開けている
房総方面へ遠征してみました。月が沈んで彗星が高くなってきたのでなので撮影開始。16枚をあぶり出しました。
C/2025 K1(ATLAS)
FSQ-85EDP flattener1.01x
ASI294MCpro -10℃ Gain:120 60sec*16 UV/IRcut
来年2月頃に見られるC/2024 E1(Wierzchos)彗星に期待ですね。



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