SharpCapでのDSLRのLiveStackについてメカシャッターの音は精神的によくありませんね。メカシャッターじゃなく電子シャッターでLiveStackできないのかテストしてみました。

使用するカメラはCanon EOS90D。ASCOM DSLRはインストール済みでメカシャッターが SharpCapの設定時間で動作するところまでは確認済です。EOS90Dで電子シャッターを動作させるにはライブビュー撮影でないと動作しません。何回か実験してうまく動作したので下記にまとめました。

手順です。(他の機種での確認は行っていません。試す場合は自己責任でお願いします)
1.EOS90DとPCをUSBケーブルで接続しEOS90Dの電源をONにする。EOS90Dの液晶モニタは電池&PC表示になり「ライブビュー撮影」に移行できません。

2.SharpCapを起動しライブビュー(W)をOFFにしてから、カメラ(C)を「ASCOM Camera Driver for DSLR」にする。このときSharpcCapのwindowタイトルにASCOM Camera Driver for DSLR[Canon EOD 90D]の表示で画像表示部分は「Your camera is in 'Still' mode.」

Your camera is in 'Still' mode画面

3.EOS90Dの液晶画面は通常の画面に戻るので「ライブビュー撮影」に切り替える

4.EOS90DのMENU画面からシャッター方式を「電子シャッター」にする

5.SharpCapのライブビュー(W)をONにしてメカシャッターではなく電子シャッターで対象天体の画像が表示される。

ライブビュー(W)ON画面

6.露出時間とゲイン(ISO感度)を調整してライブスタック(L)をON。スタックされ画像がはっきりしていきます。(カラーバランスがいまいちですね)

ライブスタック(L)ON画面

電子シャッターLiveStackがライブビュー撮影に切り替える手順でできました。機械的なシャッター音がないのは精神的に安心します。なお、カメラ側の処理負担軽減のために撮影直後の画像表示時間を「切」にしています。


しかしながら落とし穴がありました。実はPC側のピクチャ(\Users\xxxx\Pictures)の配下にASCOM_DSLRフォルダが作成され、ライブビュー(W)をONした時点からのファイルが転送されておりました。SDカードに記録しないのであたり前と言えばあたり前なのでしょうね。事前にPCの空き容量チェックですね。ご使用の環境によってはどうなるかわかりません。試す場合は何度も申しますが自己責任でお願いします。


余談ですがASCOM.DSLR driverの更新が12月上旬にあったらしいです。海外のCloudy Nightsのスレッドを見るとミラーレスカメラで試されているようです。

たまにググらないとわからない情報ですね。